マラソンに取り組む市民ランナーの安全 10か条
(日本体力医学会ガイドライン検討委員会 日本陸上競技連盟医事委員会)
- 1.普段から十分な栄養と睡眠をとりましょう。
- 2.喫煙習慣をやめましょう。
- 3.メディカルチェックを毎年受けましょう。
- 4.生活習慣病がある方は、かかりつけ医とよく相談しましょう。
- 5.計画的なトレーニングをしましょう。
- 6.気温、湿度に適したウエアの着用と、適切な水分補給をしましょう。
- 7.胸部不快感、胸痛、冷や汗、フラツキなどがあれば、すぐに走るのを中断しましょう。
- 8.足、膝、腰などに痛みがあれば、早めに対応しましょう。
- 9.完走する見通しや体調に不安があれば、やめる勇気を持ちましょう。
- 10.心肺蘇生法を身につけましょう。
大会前のメディカルチェック
申込み時健康チェックリスト(A)
下記の項目(1~5)のうち1つでも当てはまる項目があれば、レース参加の可否について、かかりつけ医によく相談してください。
かかりつけ医の指導の下、検査や治療を受けて下さい。レースに参加する場合には、自己責任で行って下さい。
かかりつけ医の指導の下、検査や治療を受けて下さい。レースに参加する場合には、自己責任で行って下さい。
- 心臓病(心筋梗塞、狭心症、心筋症、弁膜症、先天性心疾患、不整脈など)の診断を受けている、もしくは治療中である。
- 突然、気を失ったこと(失神発作)がある。
- 運動中に胸痛、ふらつきを感じたことがある。
- 血縁者に‘いわゆる心臓マヒ’で突然に亡くなった方がいる(突然死)。
- 最近1年以上、健康診断を受けていない。
申込み時健康チェックリスト(B)
下記の項目(6~9)は心筋梗塞や狭心症になりやすい危険因子です。
当てはまる項目があれば、かかりつけ医に相談してください。
当てはまる項目があれば、かかりつけ医に相談してください。
- 血圧が高い(高血圧)
- 血糖値が高い(糖尿病)
- LDLコレステロールや中性脂肪が高い(脂質異常症)。
- たばこを吸っている(喫煙)。
かかりつけ医とは、皆さんの健康や体調を管理してくれる身近なドクターです。
かかりつけ医をきちんと決めて、各種の検査やレース参加などについて相談しましょう。
(公益財団法人日本陸上競技連盟医事委員会「市民マラソン・ロードレース申込み時健康チェックリスト」)
スタート前チェックリスト
安全にレースをはこぶ為に、レース当日の体調をスタート前にチェックしましょう。
下記項目(1~8)の中で、1つでもあてはまる項目があれば、レース参加を中止するか、慎重にレースに臨んで下さい。
下記項目(1~8)の中で、1つでもあてはまる項目があれば、レース参加を中止するか、慎重にレースに臨んで下さい。
- 熱がある、熱感がある。
- 疲労感が残っている。
- 昨夜の睡眠が充分にとれなかった。
- レース前の食事や水分をきちんと摂れなかった。
- かぜの症状(微熱、頭痛、のどの痛み、咳、鼻水)がある。
- 胸や背中の不快感や痛みがある。動悸・息切れがある。
- 腹痛、下痢がある。吐き気がある。
- レース運びの見通しが立っていない。
レース中の注意事項
レース中は水分補給を心がけましょう。
体調に異常を感じたら、早めにレースをやめる勇気を持ちましょう。
ラストスパートは急激に心臓に負担がかかる危険な走り方ですので、余裕を持ってフィニッシュしましょう。
ナンバーを受け取ったら、緊急時の連絡先、その方の電話番号をナンバーカードの裏面に書いておきましょう。
(公益財団法人日本陸上競技連盟医事委員会「市民マラソン・ロードレーススタート前健康チェックリスト」)